もういちど働きたい、と 思っているなら 追い風が吹いている今 堂々と外へ!

2015/3/26ホップステップワーキング

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女性活躍推進法案も国会で成立。「もういちど働こうかな」と思っている人は注目!
深刻な人手不足に加え、女性の仕事を取り巻く環境が変わり始めています。今、まさに追い風が吹いている!各界の方にお話を聞きました。 後半では具体的なサポート情報を紹介。

我が家のモットーは“ムリしない” 家族が笑顔でいられる働き方を

杉浦太陽さん にお聞きしました

杉浦さんにとって、家族とは?
僕の毎日は、働いているか、家族と一緒にいるか、ほぼどちらか。子どもの笑顔と、妻と一緒に過ごす時間が、何よりのいやしです。僕にとって、家族は仕事を頑張る原動力ですね。

だけど、みんなの笑顔のためには努力も必要。地方ロケで家を空けることが多いので、妻の実家の近くに引っ越しました。妻がいちばん楽な環境に、夫が飛び込むのが筋かなと。仕事には不便だけれど、彼女の両親も友だちも近くにいるので、ひとりでストレスを抱え込まなくなりましたね。

僕にとっても、子どもつながりで地域での付き合いが生まれたりと、都会ではなかなか味わえないメリットがあります。

杉浦太陽さん

杉浦太陽さん
俳優
三児の父で妻は辻希美さん。NHK「キッチンが走る!」や「劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!」に出演。昨年「杉浦太陽のまいにち!ベジごはん」を上梓

杉浦家の家事分担について、教えてください
我が家のモットーは“ムリしない”こと。役割分担をきっちり決めるのではなく、お互いにその時にできることをするようにしています。

僕が家事をする時は、まず彼女に、何をしてほしいのかを聞いてから。何回かトライ&エラーを繰り返した結果、それが一番円満だと気付きました。勝手に動くと、「いま、それ必要ない」「風呂掃除して何が悪い?もうやらない」なんて流れになりがち。妻が動きやすいようにするのが一番。やっぱり家族の笑顔の元は妻ですから。

同世代の男性は「イクメン」だと思いますか?
僕の友達は、おむつ替えもするし、抱っこひもをつけて外出するし、けっこうイクメンだと思います。妻が夫を気遣う「昭和の家族像」は、もう変わってきていると思います。今はむしろ逆じゃないかな。

僕の影響もあるかもしれません(笑) 子どもが生まれてから、夜に飲みに行く回数をぐっと減らしました。友人からは「太陽、そうは言っても、もうちょっと付き合おうよ」と言われましたが、自分にも子どもが生まれたら分かってくれたみたいです。今では友人と遊ぶ時も、昼間に家族一緒に会うことが多いですね。

もう一度働きたい女性へ、メッセージを
まず最大の味方である夫に相談を。そして夫に自ら「協力するよ」と言わせられるといいですね。同じ家事をするにしても、自分からやる方が気持ちよくできるから。夫婦で協力し工夫しあって、家族が笑顔でいられる働き方、自分に余裕が持てる働き方ができるよう、僕も応援します。

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企業も社会も変わる! 女性の働く環境は前進しています

厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 局長 安藤よし子さんにお聞きしました

イチかゼロかではなく、多様な働き方を受け入れられる社会に
女性は出産や子育てといったライフイベントに合わせて、働き方の選択を迫られます。仕事を辞めるか、続けるか、復帰の際はどう働くか―、そこに大きな段差があることが問題です。状況に応じて働き方を変えてもしっかり能力発揮できる、仕事と家庭を両立しやすい社会になってほしいですね。

それには働く人が変わるだけでなく、企業側も変わる必要があります。女性にどう活躍してもらうか、そのために女性が働きやすい環境を整えられるかが、企業の課題のひとつになっているのです。今国会に提出した「女性活躍推進法案」は、この課題解決の道筋を企業自身に考えてもらう法案です。法律とは社会のルールが字で示されたものです。女性の活躍推進に取り組
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安藤よし子さん
厚生労働省 雇用均等・児童家庭局局長
東京都出身。1982年に労働省(当時)入省。省内各部局、外務省、自治省、総務省への出向、滋賀県副知事などを経て、2014年から現職

むことを社会のルールとして示すことで、企業や社会の意識はさらに変わっていき、女性の働く環境は確実に前進していきます。

女性の働き方が変わる=男性の働き方も変わる、ということ
厚労省では「イクメンプロジェクト」として男性の仕事と子育ての両立を推進する事業も実施しています。女性の働き方が変わるということは、男性の働き方も変わるということ。夫も妻も働き続けられることがスタンダードになると、これまで当たり前だった、夫が夜遅くまで外で働き、妻が家事と子育てを担当するスタイルは成り立たなくなります。

介護など高齢になった親の面倒を働きながらどうみるかという問題も同様です。どちらも、もはや個人的な問題として片づけられることではありませんよね。男女を問わず、課題を抱える優秀な人材を辞めさせずに、継続就業してもらうにはどうしたらよいか。優秀な人材が辞めてしまうことは企業にとっても損失になりますし、今や足元に火がついている状態です。こうした課題をしっかり直視し、みんなで頑張って変わっていこうとしている段階なのです。

仕事と育児の両立のためのサポート体制を量・質ともに拡充!どんどん活用して下さい
4月からは「子ども・子育て支援新制度」が始まり、待機児童の解消も含めてサポート体制を質・量ともに拡充します。保育の受け皿をしっかり確保していきます。

“働きたいけれど、具体的にはまだ考えていない”という女性たちに向けては、昨年スタートした「託児付き再就職支援セミナー」を一層充実させます。講演のほか、再就職を果たした先輩ママたちから生の話が聞けるイベントです。再就職だけでなく、育休からの職場復帰を目指す女性にも役立つのが、昨年12月にオープンした「仕事と育児カムバック支援サイト」です。セミナーやイベント、制度や保育所などの最新情報がここから見に行けるほか、ユーザーの掲示板やメール相談もあります。

働く環境は、今、変わろうとしています。私たちも法律、制度を整備することで、女性が主張できる権利を支えていきます。子育ては大変ですよね。仕事を再び始めるのも大変ですが、孤立しないように私たちもサポートしていきます。公共の窓口やサイト、能力開発の制度など、使えるものはどんどん活用して、頑張ってくださいね。

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再就職したい女性が、確実にチャレンジしやすい社会に

ワーク・ライフバランス代表取締役社長 小室淑恵さん にお聞きしました

ここ数年で、働き方は変わってきていますか?
いまの日本は「人材奪い合い時代」といえるほどの人手不足です。働く人の「数」自体が減っている上に、一人ひとりが24時間を会社に捧げられる状況ではなくなってきています。背景として、団塊ジュニア世代の女性が出産・子育て期を迎えたこと、介護をする男性社員が増えたことがあげられます。

企業はこれまで、残業できる人を中心に採用してきました。しかしこれからは、多様な事情や制約を持つ人に、短時間で効率よく働いてもらう必要があります。特にこの2年でその動きが大きく、社員のワークライフバランス(仕事と生活の調和)の充実は、企業の経営戦略のひとつになってきています。

小室淑恵さん

小室淑恵さん
㈱ワーク・ライフバランス代表取締役社長
残業を減らして業績を上げる「働き方見直しコンサルティング」の手法に定評がある。産業競争力会議民間議員。内閣府委員など複数公務を兼任。2児の母

再就職したい女性にとっても、チャレンジしやすい世の中になっていますか?
確実に、再チャレンジしやすい世の中になってきています。いきなりフルタイムの仕事に就くと、家庭との両立が難しく感じるかもしれませんが、それぞれの家庭の事情にあわせ、時短勤務など、多様な働き方からスタートできるのもいいですね。

短時間でも「主たる戦力」として受け入れる企業が増えています。評価も働く時間の長さではなく、時間あたりの生産性が問われるようになってきています。そのような環境がきっと再チャレンジの追い風になるはずです。

仕事と家事・子育てを両立する上で、大切なことは?
私が大切だと考えているのは以下2点です。

(1)もったいない理論で、夫をほめよう
仕事も家事・子育ても分かち合う、最大のパートナーは夫。家事の仕方が気に入らなかったとしても、「ここまで素晴らしくできたのに、もったいない! あとこの部分ができれば、さらに素晴らしいのに!」~称して“もったいない理論”~でほめてみて下さい。きっと、気持ちよくやってくれます。

(2)仕事の「見える」化、「共有」化
「子どもが熱を出し早退しなければならない」という事態はよくあることです。担当している仕事をいつも職場の人に共有しておけば、そんな時に大きな混乱や迷惑をかけずに済みます。また「自分にしかできない仕事」をなくすべきです。チームワークで成果を出す発想に転換しましょう。

子育てと両立できるかしら?両方、中途半端になるのでは?と、不安に思うかもしれません。しかし子ども世代は、これから共働きをしなければ成り立たない時代を生きます。にこやかに仕事も子育ても両立する姿を見せ、将来の手本となるのも大切な教育ではないでしょうか。まわりの人を信頼し、上手に巻き込んで、あなたらしい一歩を踏み出してみませんか?

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家族に謝りながらではなく、堂々と働いて

白河桃子さん にお聞きしました

主婦が再就職する時、“壁”となることは?
いつかは専業主婦になりたいと願い、なった後は「もう一度働こう」と考える女性が多くいます。しかし家事・子育てと両立しながら再就職を果たすのはまだまだ簡単ではないのが実情です。主婦の再就職を阻む家庭内の“壁”として以下が挙げられます。

(1)母は“いつも家にいる”という意識
「家に帰るとお母さんがいるのが当たり前」という家庭のあり方のまま、働き始めようとしていませんか? 子どもが帰る午後3時までという条件では、選べる仕事が限られます。あと1時間とか、土日に働くことができれば選択肢は広がります。 今の時代は夫の年収が100万円アップするより、妻が100万円稼ぐ方が現実的。あなたが働くと家族にどんなメリットがあるのか、稼いだお金を何にあてるのかを説明し、働く時間のねん出に協力してもらいましょう。
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白河桃子さん
少子化ジャーナリスト
作家・相模女子大学客員教授。内閣府委員。婚活、妊活、女子など女性たちのキーワードについて発信。著書は「格付けしあう女たち」「専業主婦になりたい女たち」など多数

(2)働いても家族に評価されない
「たった100万円しか稼げないのか」と言う夫もいます。あなたが良妻賢母であることを第一に望み、働くことを評価していないのかもしれません。そんな時は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも手。学費や老後の備え、夫の退職や、病気などのリスクを抑える意味でも、あなたが働くことは、家族にとってプラスなのです。 働く術をもたないまま、良妻賢母であることが終わった女性はどう生きていけばいいのでしょう。現在、65歳以上の単身女性の2人に1人は貧困です。夫と子どもに、一生養ってもらえる時代は終わりつつあるのです。

再就職するため、必要なことは?
今の日本は深刻な人手不足。また社会全体が、本気で女性活躍推進に取り組み始めています。再就職するには追い風の時といえます。働きたいと思っている人は、なるべく早く一歩を踏み出した方が後悔しないはず。勇気を出して。

(1)働く時間をしっかり確保する
「家族に迷惑がかからない、平日午後3時まで」という条件は絶対なのか、いちど家庭内調整をしてみて下さい。また自宅から近い職場を選び、通勤時間を短縮するのも重要です。

(2)働く準備をする
なるべく早く、無償でもいいので外に出てみましょう。PTAやNPOなどの活動をして、パソコンを使っておくのもいいですね。スマホ中心になって遠ざかっている場合も多いのですが、ほとんどの仕事では必須です。
まず資格を取ろうとする人も多いですが、その前に自分の強みは何か、何が向いているのかキャリアの棚卸しをしてみましょう。地元をよく知っているなど、採用に結びつく「意外な強み」があるものです。強みとは資格だけではありません。

(3)働きたいメッセージを発信する
「働きたい」と、常にまわりに伝えていると、思わぬ所から声がかかることがあります。以前働いていた会社とのつながりも大事にして。

(4)5年後10年後のキャリアを戦略的に考える
最初は年収100万円かもしれませんが、5年後10年後にどんな仕事をしたいか戦略的に考えるべきです。短い時間しか働けない人こそ、専門性をつけて高い時給を得るのが大事。いますぐには働けない人は夫に投資してもらい、保育士などの資格をとるのもいいですね。

あなたが働くことは、自分にとっても、家族にとっても大事なこと。
堂々と一歩を踏み出しましょう。

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