完成度と締め切り、どっちが大事?

2013/1/9キャリアが輝くオシゴト術

キャリアが輝くお仕事術

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完成度と締め切り、どっちが大事?

 「完璧さを求めて締め切りに遅れる人と、完成度は8割だけれど締め切りに間に合わせる人。ビジネスパーソンとしてどちらが正しいと思う?」

 ずっと前、わたくしが新入社員だった頃に、研修の講師から投げかけられた質問です。あなたはどちらだと思いますか?

 講師の答えは後者でした。

 「全ての仕事を完壁にこなせたら一番良いが、いくつかの仕事が重なってしまって、十分に時間がとれない時もある。そんな時は、まずは締め切りを優先しましょう。完成度が十分でなくても、約束を守るほうが大事です」。時と場合によりますが、わたくしもほぼ同じ意見です。

完璧が必要なときもある。

 一方で、100%の完璧さが必要な時があります。以前、わたくしの担当部署で起こった出来事です。

 わたくしの部署は、前向きで誠実な、高い貢献意識を持ったメンバーに恵まれていました。ある時、他部門にもまたがる大きなプロジェクトの会議の場で、部員のひとりが「プロジェクトメンバー全員の情報共有に役立つだろう」と、役割以外の資料作成の自主提案をしてくれました。提案者自身も、プロジェクトに貢献できる喜びでいっぱいでした。

 いよいよその資料を発表する会議の場。ところが、提案者が予想していたほどは周囲の評価は得られませんでした。その理由は…。

 会議出席人数の事前確認が甘く、資料の数が不足していたのです。

 急いで追加資料を用意しましたが、準備するまでの間の数分間、出席者全員を待たせることに。当然会場はしらけムード。『いい資料を作ろう』という気持ちが先行してしまい、肝心な、受け手に対するケアが足りなかったのですね。

 たかが資料の数。しかし、そのマイナス影響は予想以上でした。期待が大きければ大きいほど、自信のある仕事であればあるほど、私たちは微にいり細にいり、完璧を尽くさなければならないなぁ、と実感した出来事でした。

    キャリアが輝くシゴトの極意
  •  (1)全ての仕事を完璧にこなしきれない時には、完成度よりも締め切りを重視しましょう
  •  (2)締め切りを守ることは、約束を守ることと一緒です
  •  (3)自分の仕事を活かすには、一部ではなく、最後の最後まで気を配ることが大事です

このコンテンツは2007年~2010年、エフシージー総合研究所の『情宣ニュース』に掲載されたものに一部、加筆修正をして再編集しました。


Profile

鈴木美和
サンケイリビング新聞社デジタルビジネス局デジタルコンテンツ部部長。産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。
清泉女子大学卒業。1988年リビング新聞グループに入社。社長秘書、総務、人事、編集、OL・主婦の女性組織管理に従事した後、広告セールスを経験。04年には女性営業チームリーダーに。女性活躍支援事業「アカデミーア・ミネルヴァ」を06年にスタートさせ、10年7月より現職。著書に『どこへ向かうべきか迷っているあなたへ-心の棚おろしで見つけるハッピーワーク&ライフ』がある。

鈴木美和(写真)


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