職場で自分だけ飲み会に誘われなかったときの対処法

2014/4/7主婦のキャリアアップ応援! キャリアカウンセラー高嶋ちほ子の「悩みスッキリ!ポジティブ処世術」

第12回 職場で自分だけ飲み会に誘われなかったときの対処法

同じ部署で仲良くしている人が、自分だけ誘わずに飲み会に行ってしまったときの正しい対処法は?

  • 別の同僚に相談する
  • 「何で誘ってくれないの?」と聞く
  • 財前教授になりきって、社内を徘徊する

さて、今回のお悩み相談です。

お悩み

会社で机を並べている同じ部署の女性3人が、たまに私だけ誘わずに飲み会に行ってしまうときがあります。きっかけは、私が資格を取るために学校に通い始めたからだと思いますが、仲間外れにされているようで気分が悪いです。「昨夜はどこに行ったの?」といちいち詮索するのも嫌だし、かといって見て見ぬ振りもできません(M美・32歳・専門商社勤務・未婚)

同僚が“はしか”にかかったと思って、放っておきましょう

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目の前に座っている人たちが、申し合わせたように同じ時間にすっと消えていくと、なんだか感じ悪いですよね。思わず「お前たちは、忍者か!」とツッコミを入れたくなります。
昔だったら、「飲みに行きませんか?」「行こう行こう」なんて、声に出して誘っていたものが、今はパソコン上で誘い合うから、なおさら気味が悪い。人は見えないものには、ひときわ恐怖を感じます。その陰湿な感じが、M美さんのいらだちを助長させているのでしょう。無視できればそれが一番いい解決方法ですが、いったん気になってしまうとどんどん疑心暗鬼になってしまうもの。なかなかそうはいきませんよね。

アメリカの心理学者にマズローという人がいますが、この人、実にいいことを言っています。「人は安全を求めて退却するか、成長を求めて前進するかを選ぶことができる」と。成長を求めて、資格の学校に通うようになったM美さんは前進しているわけです。なのに不安を感じる。さて、なぜでしょう? 実は、このマズローさん、ある学説で有名なんです。
それは、人間には「5つの基本的欲求」があるというもの。

1、生理的欲求
2、安全の欲求
3、所属と愛の欲求
4、承認の欲求
5、自己実現の欲求

の5つです。1の「生理的欲求(物を食べたいという欲求)」、これが一番根源的な欲求です。それが満たされると、2番目の「安全の欲求」を満たしたくなり、それが満たされると、3番目の「所属と愛の欲求(何かの組織に所属し仲間が欲しい)」が生まれる、という仕組みです。

M美さんは同僚によって、2の「安全の欲求」を阻害される危険を感じているわけですから、不安になるのも当然です。しかしよくよく考えると、M美さんの同僚が3人で飲みにいくようになったのは、3の「所属と愛の欲求」からきているんですよね。単に、「グループ作って楽しいな♪」という気持ちからです。決して、M美さんにどうこうしようというものではありません。

女性は特に、グループを作るのが好きですよね。私もかつて「笑点で円楽の隣に座る会」「高木ブーとウクレレを弾く会」「イケメンとつけ麺に行く会」など、いろんな会を職場で作りましたが、どれも1度も実現せずに消滅してしまいました・・・。グループ作りはいわば“はしか”みたいなもので、すぐに解散してしまうものです。気をもまなくても大丈夫。変に意識せず普通に話していれば、また一緒に4人で飲みに行こうよ、なんて話になると思います。

腹がたったら社内を「回診」してみんなの手助けを。

どうしても気になるようでしたら、疎外感を感じるたびに、職場で何か問題を抱えている人の手助けをしてあげるといいでしょう。マズローの言う、「承認の欲求」(認められたい)が満たされます。この欲求は、外的なモノを求める欲求ではなく、次元の高い“心の満足”を求める欲求ですから、満たされると非常にいい気分になるのです。

職場で問題を抱えている人なんて、そうそう見つからないと思うかもしれませんが、ネット社会は慢性的なコミュニケーション不足ですから、意外とみんな孤独を感じているもの。いつも一人でお弁当を食べている人に声をかけたり、営業成績を達成した人を誉めてあげたり、忙しそうにしている人に手伝えることはないか聞いてみたり・・・。まさにドラマ「白い巨塔」の財前教授になった気分で、社内を「回診」してみましょう。みんなあなたから声をかけられるのを待っていますよ!

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

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