「最悪の場面で助けてくれる仲間」が浅田真央を奮い立たせた!

2014/3/17主婦のキャリアアップ応援! キャリアカウンセラー高嶋ちほ子の「悩みスッキリ!ポジティブ処世術」

第9回 「最悪の場面で助けてくれる仲間」が浅田真央を奮い立たせた!

佐藤信夫コーチが、ソチオリンピックのフリープログラムの前に浅田真央選手に言った言葉は、次のうち、どれ?

  • 真央、君は本物の戦士だ
  • 何かあったら、必ず助けに行くから
  • 考え過ぎず小さい頃のように
佐藤信夫コーチの存在と真央ちゃんの復活劇

140317nayami-rotateイラスト/かたおかともこ

いやあ、もう、泣いた、泣いた。おそらく日本中の人が涙したでありましょう、浅田真央選手の感動のフリープログラム(FP)。ショートプログラム(SP)で16位と大きく出遅れた次の日、トリプルアクセルを含む6種類の3回転ジャンプを着氷し、自己最高得点をたたき出した真央ちゃん。ロシアの皇帝ことプルシェンコ選手も「真央、君は本物の戦士だ」と絶賛するほど、世界中を魅了した復活劇でした。
「体が動かなかった」と語る悪夢のSPから、40分にわたる記者の取材に答えて選手村に帰ったのが深夜1時。そこからなかなか寝付けず、朝の公式練習にも遅刻。練習でも精彩を欠く滑りをしていたといいます。そこから真央ちゃんはどうやって自分を立て直したのでしょうか。

そこには、4年間ともに戦ってきた佐藤信夫コーチの言葉がありました。「何かあったら、必ず助けに行くから」。その言葉で吹っ切れた真央ちゃんは、直前の6分間練習でもいい滑りをし、本番でほぼノーミスの演技。10人抜きの6位入賞と、くだんの快挙を成し遂げます。

佐藤コーチがいなかったら、今回の快進撃はなかったでしょう。支えてくれる人がいるって、大きいんですね。いわゆる“同志”の存在です。“一緒に戦ってくれる仲間”のことです。
「スケートの基礎を見直す」ために、バンクーバーオリンピック後に佐藤コーチに師事した真央ちゃんは、最初はなかなか信頼関係が築けず、お互いに苦労したと言います。小さいころから面倒を見ている選手ならともかく、いきなり銀メダリストというトップ選手を預かったのですから、お互いの意見が食い違うのは当たり前。それでもいくつもの逆風を乗り越えていくうちに、信頼関係が少しずつ築け、最後には佐藤コーチの言うことを素直に受け入れられるようになっていったのだそうです。

そんな大変な4年間を過ごした2人。フリーで真央ちゃんは、佐藤コーチをはじめこれまで自分を支えてくれた人に対し、「感謝の思いをこめて滑った」と言います。やはり、「他人のため」にしたことは大きな成果を生むんですね。「自分のため」だけでは、偉業は残せない。プレッシャーや不安に負けてしまうからです。

では、真央ちゃんの快進撃を仕事に生かしてみたいと思います。出版関連会社に勤務するY子さん(42歳・独身)からのお悩みです。

お悩み

「上司から早期退職制度の利用を勧められました。つまりリストラです。とてもショックでしたが、ちょうど書籍のPRの仕事を始めたいと思っていたので、この機会に退職し、会社を起業しようかと思っています。でも、うまくいくか、とても不安で・・・」

会社を辞めるのって、勇気がいりますよね。特に、独身女性で40歳を超えてからの退職なら、なおさらです。40代は体力的にも30代とはかなり違うし、精神面でも不安定になりがち。そんななか、勇気を持って新しい道を選択したY子さんは本当に偉い、素敵だなあと思います。
でも、確かに不安ですよね。そんなときは、真央ちゃんにならってみてはいかがでしょうか。そう、応援してくれる仲間をつくっちゃうのです。

自分の味方を増やして不安を解消。ポイントは3つ!

とはいえ、いきなり一緒に会社を運営してくれる人を探すのは難しいでしょうから、まずは「ファン」をつくることから始めてみるといいと思います。
ファンを作るためのポイントは3つあります。
  1、 一生懸命取り組む
  2、 マイナスを生かす
  3、 他人のために働く

まずは「一生懸命さ」です。真央ちゃんは才能だけでなく、努力の人。ほとんど休むことなく毎日練習を続ける一途さに、多くの人がファンになりました。
一生懸命何かに取り組む姿勢は、多くの人の共感を生み、いつの間にかたくさんの人が応援してくれるようになります。ソチオリンピックでも、スキー板を折って歩けなくなっても、懸命にゴールを目指すクロスカントリー選手の姿に多くの人が感動し、応援していましたよね。これは実際の仕事でも同じです。

ポイントの2つ目は、「マイナスを生かす」ことです。心理学には、「ゲインレス効果」というのがあります。「マイナスが強ければ強いほど、プラスのことが印象付けられる」というものです。真央ちゃんはショートプログラムの大きな失敗があったからこそ、フリーで大きな感動を生みました。Y子さんの「リストラ」はある意味チャンスです。逆境にめげず明るく頑張っていれば、その姿に共感してくれる人も多いはず。

そして3つ目は、「他人のため」に仕事をすることです。メダルの獲得が難しい状況のなか真央ちゃんは、「最後は支えてくれた人たちのために滑ろう」と決意したのだと言います。「他人のため」だからこそ、最高の演技をすることができ、その真摯な姿は世界中の人を感動させました。「自分の欲や利益」ではなく「他人のため」に何かをすることで、よりいい仕事ができるし、応援してくれる人がどんどん増えていきます。いつの間にか、孤独じゃなくなるんです。

Y子さんもこの3つのポイントを守っていれば、きっとたくさんの人が応援してくれますよ。大丈夫、大丈夫。

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

トピックス・インフォメーション

高嶋ちほ子が、3月13日に放送した朝日放送の人気情報バラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」に出演しました!
詳細はこちら http://asahi.co.jp/be-bop/backnumber.html#sheetTeacher

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