絶体絶命のピンチを最高のチャンスにする方法

2015/3/16主婦のキャリアアップ応援! キャリアカウンセラー高嶋ちほ子の「悩みスッキリ!ポジティブ処世術」

第60回 絶体絶命のピンチを最高のチャンスにする方法

2002~2013年の失職者(失業者)のうち、1年以内に再就職できた人は、何パーセントいるでしょう?
 
※厚生労働省発表、OECD(経済協力開発機構)「失職者レビュー日本報告書」のデータより

  • 18%
  • 48%
  • 78%

さて、今回のお悩み相談です。

お悩み

人員削減を理由に、派遣の契約更新がされませんでした。仕事も面白かったし、正社員の人たちに負けないくらい一生懸命取り組んでいたのでショックです。職場の人たちも急によそよそしくなってしまい、会社に行きづらいです。次の職場が決まるのか考えると毎日が不安です。(R美・40歳・事務・未婚)

鳥の目で自分を見てみれば、ピンチから脱出できる

私は仕事がら、いろんな成功者の方とお会いしますが、その方たちに共通することは何でしょう? それは“何があっても落ち込まない”こと。どんなに大変なことがあっても、起き上がりこぼしのように、すくっと立ち上がります。よく“ピンチはチャンス”だと言いますが、みなさん、本当にピンチをうまく使って、より大きな飛躍をしていきます。

では、どうしたら、ピンチをチャンスに変えることができるのでしょうか。それは、「自分を鳥の目で見てみる」ことです。自分自身を鳥のように高いところから眺めてみる。つまり、客観的に自分を見てみるということです。自分を客観的に見ることで、自分が置かれている状況がわかるし、自分が何でつまずいたか知ることができます。もしかしたら、自分では気づいていなかった短所が邪魔しているのかもしれないし、自分の成長や変化が周囲と合わなくなっているのかもしれません。いずれにしても、うまくいかない時期と言うのは、気づきの時期。今後の自分にとって、大事な学びをたくさんもらえるありがたい時期なんです。

成功する人は、そのことを知っているわけです。だから、失敗しても事業がうまくいかなくとも決して落ち込まない。むしろ、ラッキーだと思うんですよ。

自分に関する情報を集めれば、道が開ける

では、自分を客観的に見るために何をすればいいかというと、一番にすべきことは、“自分に関しての情報を集めること”です。失業の危機にあるR美さんなら、こんな方法で自分情報を収集してみるといいでしょう。

<自分情報の集め方>

1、「悲しかった原因」を分析してみる
契約更新がされなかったことで、一番つらかったことは何か、自分の心に聞いてみましょう。経済的に不安を感じたことか、頑張りが認められなかったことか、今の仕事をもっと突き詰めてみたかったのか。今回R美さんが一番つらく感じた原因をつきとめて、次回の転職に生かすようにします。経済的に不安を感じたのなら、比較的雇用が安定している正社員を狙ってみるのもいいですし、頑張りを認めてほしいなら紹介予定派遣を探してみる手もあります。今の仕事でスペシャリストを目指したいなら、待遇よりも業界や職種を優先して探したほうがいいでしょう。

2、「ほめられたこと」「よく頼まれること」を書き出してみる
自分が得意だと思っていることは、意外と人から求められていない場合が多いんです。逆に、自分が不得意だと思っていることに、世の中の需要があったりするもの。これまで仕事をしてきた中で、上司からほめられたこと、人からよく頼まれることを書き出してみましょう。それがあなたの“強み”です。強みがわかると自信にもつながるし、面接でのアピールもスムーズにできるようになります。

3、「就職先はありませんか」と周りに聞きまくる
以前、人員整理で経理の女性がリストラされたことがありました。彼女はオープンな性格だったので、「実はリストラされてしまって…。どこか就職先はないですか?」と周りに明るく聞いて回っていました。人当たりの良さを買われて年配者が多い協会に転職していきました。助けてくれる人って周りにたくさんいるんですよ。でも、何も言わないと、助けていいのかどうかわかりません。困ったときは、声に出すことが大事です。

厚生労働省が発表したOECD(経済協力開発機構)「失職者レビュー日本報告書」によると、2002~2013年の失職者(失業者)のうち、1年以内に再就職できた人は、たった48パーセントです。半数にも満たないんですね。このうち女性の割合はもっと低いと言われています。それだけの人が再就職できないんですから、派遣の更新がされなかったことなんて、気にしなくていいんですよ。そんなことでショックを受けるなんてもったいない。ピンチはもっといい仕事と出会うチャンスだと開き直って、いろんな人に「いい仕事ない?」と聞きまくる。前向きに行動すれば、必ず道は開けます。きっと、あのとき更新されなくてよかったと思えるくらいの素敵な仕事が待っていますよ。大丈夫、大丈夫。

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

トピックス・インフォメーション

3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 に合格しました! 

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