仕事が忙しくて転職活動ができない場合の対処法

2015/4/20主婦のキャリアアップ応援! キャリアカウンセラー高嶋ちほ子の「悩みスッキリ!ポジティブ処世術」

第65回 仕事が忙しくて転職活動ができない場合の対処法

ゲーテの名言です。(    )に入る言葉は何でしょう?
 
「何をするにも時間は見つからないだろう。
 時間が欲しければ(      )ことだ」

  • 寝ないで働く
  • 他人から盗む
  • 自分で作る

さて、今回のお悩み相談です。

お悩み

あまりの激務に会社を辞めたいと思っています。でも、転職活動をする時間がありません。とりあえず退職してから、転職活動をしたいと思うのですが、どうでしょうか
(M子・38歳・契約社員・既婚)

どんなに忙しくても、在職中に次の転職先を見つけましょう

転職相談を受けると、多くの方が「忙しくて転職活動ができないから、とりあえず退職したい」とおっしゃいます。かつて私も夜中の2時、3時は当たり前のブラック企業にいたので、気持ちはわかります。しかし、ちょっと待った! 忙しすぎて転職活動ができないという理由で辞めていいのは、ものすごいスキルを持った引く手あまたのエンジニアくらいです。後は悲しいかな、会社を辞めた瞬間に市場価値はどんどん下がってしまいます。

在職中に転職活動をした方がいい理由は「即戦力であることをアピールできる」「ステップアップなど前向きな転職理由をあげられる」「待遇や給与面で強気に交渉ができる」こと。対して、退職してから転職活動をすると、「足元を見られて待遇面で悪い条件を出されやすくなる」「少し待遇が悪いとすぐに辞めてしまう人なのかも、と不安視される」「失業すると、気分が落ち込みやすくなる」などのデメリットがあります。

私自身、次を決めずに辞めてしまった過去を振り返って、なんであの時、もうひと踏ん張りしなかったんだろうと、非常に後悔しています。悪いことは言いません。在職中に次の転職先を見つけましょう。

取りかかる前に、時間とゴールを決めることが大事

では、どうやって時間を作るか。仕事ができる人の時間の作り方を伝授いたします。

1、終わりの時間を決めて取りかかる
仕事って、時間をかければいくらでもかけられますよね。なので、まず、取りかかる前に終わりの時間を決めます。そして何が何でもその時間に終わらせる。極端に言うと雑でもいいので終わらせます。気になるようなら、提出するまでのすき間時間で見直せばいいんです。その方が客観的に見られミスも防げます。

2、ゴールを決めてとりかかる
仕事に取りかかる前に、必ず、仕事の目的を確認します。ゴールを決めてからとりかかるようにすれば、無駄がありません。

3、一度に2つのことをやらない
仕事が遅い人にありがちなのが、あれもこれも手を付けて、何をやっているのか分からなくなってしまうパターン。いったん、これをやると決めたら、それ以外のことはやらずに集中することで、作業効率は上がります。

4、メールは用件だけを簡潔に
仕事ができる人のメールって、簡潔だな~とつくづく思います。「とりいそぎ、用件だけで失礼します」「まずは、ご報告まで」と一言入れておけば、用件だけでも失礼にはなりません。そして大事なことは電話か、会って話します。その方が誤解が生じず、物事がスムーズに運びます。とくに謝罪はメールではダメ。気持ちが伝わらず、もめごとが大きくなるだけですから、電話をするようにしましょう。

5、仕事はなるべく相手に任す
極力、自分では抱えないということです。時間上手は任せ上手。「この後は、私では判断がつきにくいので、お任せできるのありがたいのですが、いかがでしょうか」といった感じで、“自分にはできないので、ぜひあなたにお願いしたい”というリスペクトの気持ちがこもった一言を付け加えておけば、相手もやる気になります。

6、選択肢を提示する
なかなか物事が決まらないクライアントの場合は、「選択」させましょう。AかBか提示して決めてもらうのです。それでも、決められない場合は、「私はAの方がいいかと思いますが、いかがでしょうか」と自分から提案してみましょう。大抵、「そうですね、それでお願いします」と物事が進み始めます。選択させることで、相手の意志を尊重していますから、クライアントが嫌な気分になることはありません。

7、期限をつける
仕事を頼む時は必ず「期限」をつけましょう。「明日までにお願いできるとありがたいのですが」と相手に無理のない範囲で期限をつける分には失礼にはなりません。期限がないと後回しになってしまいます。

8、前日に「やること」を出しておく
朝、やることを書いてとりかかるより、前日、仕事終わりに「明日やるべきこと」を書いておいたほうが、朝、何を着て行こうかなと迷うこともないし、朝からすぐに仕事に取りかかることができ、無駄がありません。

9、忙しい日は、夜残るのではなく、朝早く出社する
どう考えても明日のスケジュールはきついなと思ったら、朝早く行くようにしましょう。朝は人が少ないので仕事がはかどります。

10、大事な予定を最初に入れる
面接に行く時間がない、と多くの方がおっしゃいますが、最初に予定を入れてしまえばいいんです。入れたら絶対にずらさない。自分の中で優先順位をつけることが大事です。

いかがでしょうか。「何をするにも時間は見つからないだろう。 時間が欲しければ自分で作ることだ」というのは、ゲーテの言葉です。どんなに忙しくても時間は作れます。無駄な作業がないかスケジュール帳をもう一度見直してみましょう。人事担当者も仕事ができる人ほどたくさんの案件を抱えていることは分かっています。忙しい中、時間をやりくりして面接にきてくれる人を悪くは思いません。それどころか、頑張っているなと好意をもってくれるでしょう。きっとうまくいきますよ。大丈夫、大丈夫。

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

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脳科学者の中野信子先生に取材しました!

MENSAってご存知ですか? 世界上位2%のIQ所有者のみ入会できる団体です。そのMENSAに所属しているのが脳科学者の中野信子先生です。リクナビNEXTで連載している「プロ論。」の取材でお会いしたのですが、軽快なトークで「ねたみの構造」についてお話しくださいました。「ねたみとの正しい付き合い方」「消費者ニーズのつかみ方」など気鋭の脳科学者が語る仕事論。無理なく楽しい人生を送りたい方、今の生活がつまらない方、ぜひ読んでみてくださいね。
中野信子さんのインタビューはこちらから
http://next.rikunabi.com/proron/

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