週1三時退勤で家族を犠牲にしない働き方を実現。『グッド・アクション2014』にみる、より良い職場づくりのヒント

2015/2/12働く女性へ最新ニュースを毎週お届け!

仕事をしていくうえで、職場の環境というのはとても重要ですよね。少しでも気持ちよく、前向きに働ける環境にするためのヒントを、さまざまな企業の取り組みを紹介する『グッド・アクション2014』から知ることができそうです。

『グッド・アクション2014』は、企業が実施している人材育成やキャリア開発、社内コミュニケーションの活性化、社員のモチベーション向上などにつながる取り組みを募集し、紹介する企画です。その表彰式が、2月4日、時事通信ホールで行われました。

募集部門は、地域貢献、社内コミュニケーション、女性活躍促進、中途入社後の活躍促進、特別賞の5つ。当日は、リクナビNEXT内の「グッド・アクション2014」特設ページに掲載されている12の取り組みを行った企業の代表者が表彰されました。

女性活躍促進部門で、書類審査を通過したのは、子どもを思う社員の気持ちに寄り添った「週1三時」退勤の制度を設けた株式会社桃栗柿屋の「楽しいルール」と、日本ヒューレット・パッカード株式会社の「持続的な競争優位性を支える戦略的人事・組織マネジメントの在り方~ダイバーシティ/キャリア形成/社内コミュニケーション活性の取り組み事例~」のふたつでした。

株式会社桃栗柿屋は滋賀県を拠点に住宅リフォームや不動産業を展開する企業です。「家族を犠牲にしてまで仕事をすることを評価しない」という想いから、週1三時に退勤できるルールを設けました。このルールを一番喜んだのが子育てをしながら働く女性社員だったとのこと。不動産業は土日出勤もあり、そのために家族と過ごす時間がとれなくなり、転職を考える人もいたのです。

三時に退勤できることでそういった悩みも解決され、また早く帰宅するために仕事の効率を上げる努力をする人も多くなるというよい効果があったと言います。この取り組みは、女性が家庭と仕事を両立し、長く活躍できる環境を整えるために、ノー残業デーにとどまらず、三時退勤に踏み切ったというチャレンジ精神が高く評価されました。

「このルールは社員全員を信頼しているからこそ実現したルールだと思う」という喜びのコメントには、社員全員が責任感を持って働いたうえで、お互いを信頼するという人間的なつながりの結果、全員が働きやすい環境を実現しているという自信がにじみ出ているようでした。

ほかの部門賞には、地域貢献部門の徳島・神山の古民家での新しいワークスタイルを実践するSansan株式会社、社内コミュニケーション部門では、従業員に感謝の気持ちを伝えモチベーションを高めるために「人事部感動課」を立ち上げたサイボウズ株式会社、および有志の会「One Panasonic」が風土革新へ挑戦するパナソニック株式会社、中途入社後の活躍促進部門の自転車で出かけてランチに2時間かけ、コミュニケーションを深めるRetty株式会社、特別賞の残業時間を80パーセント削減した株式会社ピコナなど、ユニークな取り組みが選ばれました。

審査委員からの講評では、横浜市男女共同参画推進担当参与で、NPO法人GEWEL副代表のアキレス美知子さんは、多様性というキーワードを挙げ、「いろいろな会社が独自の発想で取り組みをしていくこと」や「業界や会社の壁を越えて、いい取り組みを共有していく機会が広がること」への期待を口にしました。

表彰された12の取り組みのように、それぞれの職場に合った取り組みはきっとあるはずです。既存の考えに捕われることなく、女性をはじめさまざまな人たちが気持ちよく自分の能力を発揮できる職場になるよう、もっともっと新しい取り組みが生まれることに期待したいものです。

・リクナビNEXT「グッド・アクション2014」
公式サイト


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