仕事復帰は0→100でなくていい。子どもの成長とともに坂道を登ろう

2014/8/28応援VOICE

日本財団 経営支援グループ 事業企画チーム リーダー

森 啓子 さんにお聞きしました。

森啓子
森啓子さん

ボートレースの売り上げを財源に、数多くのNPOなどを助成している「日本財団」。その中でも森啓子さんが進める「ママの笑顔を増やすプロジェクト」は少し特別だ。「NPOを介した支援だけでは、現場で何が望まれているかを聞く機会がない」と、葉っぱの形の紙にママたちがそれぞれの想いを書いて貼る「ポストツリープロジェクト」を全国25カ所で行った。集まった声は8000件以上。特に多かったのは、「仕事と夢」「育児環境」に関する声だった。

「出産で仕事を辞めざるをえない、復帰したいが預け先がない、という声が日本全国から挙がってきました。育休明けにフルタイム勤務を始めたけれど、以前と同じには働けなくて…という悩みも。仕事復帰はゼロから一気に100になる階段状ではなく、子どもの成長に合わせて坂道を登っていく、グラデーションのある働き方でいい。一番大切なのは子どもですから。私たちは、子どもの成長とともに次のステップに進むママをサポートする『ママカレッジ』を、NPOや企業、行政と行っています。ママ自身が学び、周囲がママの感覚に学ぶ。そしてこれまで“当たり前”と刷り込まれてきたことを、ともに見直し、変えていきたい」

3月には、中小企業庁から主婦インターンシップ事業の事務局を受託。1日4時間から、週3日から、助成金も、という条件でお試しで働け、イケそうとなれば雇用につながる。まさに緩やかな復帰を実現する仕組みだが、「ママのモードが仕事に切り替わるには時間がかかり、受け入れ企業は我慢も必要。ママたちも条件に甘えず、自分の可能性を広げる気持ちで挑戦してほしい」と話す。すでに2600人が参加する今年度分の受け付けは、9月中旬まで。気になっている人は早めに相談を。

プロフィール

森 啓子 さん

日本財団 経営支援グループ 事業企画チーム リーダー

日本財団「ママの笑顔を増やすプロジェクト」担当。大学卒業後、米ジョージア州の黒人大学院、カリフォルニア州で計3年半遊学後、2001年から日本財団勤務。現在、「みんながみんなを支える社会」を実現するため、社会課題の解決に向けて多様なセクターが連携する事業作りに奔走中。

ママの笑顔を増やすプロジェクトの詳しい情報

主婦インターンシップ=中小企業新戦力発掘プロジェクト=の詳しい情報


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