「オール電化住宅」と「ガス併用住宅」、家計にやさしいのはどっち?

2013/11/21花輪陽子の失敗しない<おうち×マネー>

花輪陽子の失敗しない<おうち×マネー>

おうちは人生の中で大きな買い物。そこでファイナンシャル・プランナー花輪陽子さんに、<おうちとマネー>のアレコレを教えてもらいます。これで失敗しない体質を目指そう!

第24回 「オール電化住宅」と「ガス併用住宅」、家計にやさしいのはどっち?

編集部・シホ
編集部・シホ:円安の影響もあり、電気代が高くなっていますよね。これからますます寒くなるので電気代が特に心配ですが、住宅では、オール電化が主流なのでしょうか。
花輪さん
花輪さん:不動産経済研究所の「首都圏マンション 年次別オール電化供給動向」によると、新築マンションに占めるオール電化の普及率は2008年の19.5%をピークに下がっていて2011年には10%となっています。
編集部・シホ
編集部・シホ:ずいぶん減っていますね。東日本大震災の影響もありそうですね。
花輪さん
花輪さん:光熱費を電気にまとめることができるのは、オール電化住宅のメリットです。基本料金も一つにできるので節約効果も高いんです。ただ、停電の際には調理もできないなどデメリットもありますよね。
編集部・シホ
編集部・シホ:エネルギーが電気に集中してしまいますからね。オール電化住宅の場合、「電気代が割安になる時間帯を利用すれば光熱費が節約できる」などと聞きますが。
花輪さん
花輪さん:エコキュートや電気温水器といった夜間蓄熱式機器などを利用している場合、東京電力の「電化上手」のような、夜間の電気代が割安になるプランを選ぶことができます。夜のうちにお湯を沸かして貯めておくと便利でしょう。また、太陽光パネルを設置しているご家庭は太陽光発電を活用することができますよね。

オール電化のメリット・デメリット
 
<メリット>
・ 基本料金を電気だけにまとめることができる
・ 割引率の高い深夜電力や別途設置した太陽光発電を活用することができる
 
<デメリット>
・エネルギーが電気に集中するために停電時などに不便
・戸建ての場合、導入時にコストがかかる

編集部・シホ
編集部・シホ:戸建ての場合、オール電化にするには導入コストが結構かかるのでしょうか?
花輪さん
花輪さん:IHクッキングヒーターとエコキュートの機器費用が100万円程度、さらにヒートポンプ床暖房も導入するとすれば、あと100万円程度予算をみておいたほうがよいでしょう。
編集部・シホ
編集部・シホ:結構かかりますね!
花輪さん
花輪さん:はい。ただ、太陽光発電システム、省エネルギー・高効率タイプ給湯設備、IHクッキングヒーターを持っている世帯のほうが、持っていない世帯より電気・ガス代が低いというデータがあるんです。太陽光発電システムは月2,833円、省エネルギー・高効率タイプ給湯設備は月1,478円、IHクッキングヒーターは月447円の光熱費を減らすのに貢献しているようです(平成21年全国消費実態調査 エネルギー消費に関する特別集計結果より)。コストとリターンをよく考えることが大切ですね。
今回のポイント

オール電化のメリット・デメリットを天秤にかけて導入するかどうか検討しましょう。特に導入コストと削減できる毎月の光熱費をよく考えることが大切です。

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花輪陽子さん(写真)

ファイナンシャルプランナー 花輪陽子さん

CFP認定者。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

元外資系の投資銀行に勤務。リーマン・ショックの際に夫婦同時失業を経験しFPに転身。著書に『貯金ゼロ 借金200万円!ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)、『貯まらん女のお金がみるみる貯まる魔法のレッスン88』(マガジンハウス)など。現在のレギュラー番組に「ニコニコ生放送」「ニコニコ生活講座」がある。

twitter:花輪陽子 https://twitter.com/yokohanawa

花輪陽子オフィシャルサイト http://yokohanawa.com/

 


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