いすみ市あれこれ

千葉県の南東部にあるいすみ市は2005年12月、3町合併により誕生しました。面積は約157.4平方キロメートル。東京からJR外房線特急で、約70分でアクセスできます。市内にはのどかな田園風景や里山を楽しむことができる「いすみ鉄道」も運行しています。いすみ市には、大原、太東の２つの海水浴場があります。サーフィンスポットとしても有名で、大原、太東、夷隅ポイントには一年中サーファーが訪れます。大原は漁業が盛んで、アワビ、イサキ、スズキなど多種多様な魚介類の漁が行われています。「太東・大原産真蛸」と「外房イセエビ」は、千葉ブランド水産物認定品です。大原漁港では毎週日曜に朝市が開催されます。大原に相対する位置にある八幡岬・丹ヶ浦からは太平洋が見渡せます。太東崎の灯台から見下ろす景色も絶景です。日本で最初の国指定天然記念物である太東海浜植物群落では、トベラ、ハマヒルガオ、ヤブニッケイなど海浜特有の植物が数多く生育しています。万木城公園や椿公園では、一年中さまざまな種類の花を楽しめます。トンボの沼では千葉県に生息する全種類のトンボや数多くの水生植物や動物を見ることができます。山田川周辺は、源氏ぼたるの里に指定されています。守る会により保護活動が行われ、「鑑賞の夕べ」が毎年開催されます。いすみ市の砂浜にはアカウミガメが産卵にやってきます。市はアカウミガメの保護活動を実施しています。米、梨、食用菜の花、ブルーベリーなどの農作物は、複数の直売所で購入できます。「いすみ米」は、千葉県三大米の一つです。いすみ市にはチーズ工房が５軒あります。清水寺、大原公園入り口の大聖寺、万木城跡公園、岩船地蔵尊など歴史的な建造物も数多くあります。大原はだか祭り、長者・中根十三社秋祭り、上総十二社まつりなどの伝統的なお祭りも開催されます。いすみ市は、移住・田舎暮らしを促進するため、空き家バンク制度、移住相談案内所の開設を行っています。