朝霞市あれこれ

埼玉県の南部、武蔵野台地に位置し、面積は18.34平方キロメートル、市の木はケヤキ、花はツツジです。川越街道の宿場町でしたが、昭和7年に東京ゴルフ倶楽部が東京駒沢から移転、倶楽部の名誉総裁・朝香宮鳩彦王にちなんで朝霞町となり、昭和42年に市政が施行されました。戦後に米軍基地キャンプ朝霞がつくられましたが、昭和49年には大部分が返還され、跡地には公共施設が整備されました。JR東日本、東武鉄道が乗り入れ、中心駅は朝霞です。主要な企業としては本田技術研究所（二輪開発センターはホンダ・レーシングの拠点）、テイ・エス テック、M-TEC、富士フィルムのライフサイエンス研究所などがあります。朝霞駅構内にはEQUIA朝霞があり、周辺には市役所や市民会館（ゆめぱれす）など公共施設が集まっています。東京ゴルフ倶楽部は戦時中に陸軍用地に転換し、狭山市へと再移転しましたが、現代はその跡地に陸上自衛隊朝霞駐屯地が置かれ、陸上自衛隊広報センターが併設されています。広報センターでは服装・装備の試着やフライトシュミレーター、射撃シュミレーター体験などができます。駅から徒歩圏内の旧高橋家住宅は藁ぶきの農家建築で、周囲に雑木林や畑が広がり、建造物と敷地が国の重要文化財になっています。埼玉県指定史跡の柊塚古墳は6世紀前半の前方後円墳で周囲が歴史広場として整備され、復元模型や埴輪モニュメントが置かれています。北朝霞駅近くの朝霞市健康増進センター（わくわくドーム）は4つの温水プールやトレーニングルームが低料金で楽しめます。屋外水車がシンボルの朝霞市博物館では朝霞の歴史や文化が紹介され、歴史講座や体験教室も催しています。朝霞市産業文化センターはホールやギャラリー、研修室を備えた複合施設で、地域の情報発信地、産業・文化の促進拠点として活用されています。8月には朝霞市民まつり、彩夏祭（さいかさい）を開催、関八州よさこいフェスタや花火で盛り上がります。