橿原市あれこれ

奈良県の中部に位置する橿原市。東は桜井市、西は大和高田市、南は高取町・明日香村、北は田原本町に接しています。全体的に起伏が少ない平坦地で、畝傍山、耳成山、香久山の大和三山が優雅にそびえ、その大和三山の稜線を背景に、中央には、約1300年前に首都であった藤原京の藤原宮跡があります。JRと近鉄が縦横に走り、橿原神宮前駅、大和八木駅、畝傍御料前駅、耳成駅、香久山駅など13の駅を有しています。大阪からは30〜40分、京都からは１時間と交通の便もよいため、戦後はベッドタウンとして多くの戸建住宅が建てられ、今や人口も12万3千人余り。奈良市に次いで、県内第二の都市です。市内は歴史的文化遺産の宝庫です。16万坪の広大な神域に広がる橿原神宮は、初代天皇であると伝えられる神武天皇が橿原宮で即位したという「日本書紀」の記録に基づき、明治23年に創建。橿原神宮の北には神武天皇陵、橿原神宮の一の鳥居を南に入った場所にある久米寺は、今昔物語にも登場し、聖徳太子の弟の来目皇子が創建したと伝えられる寺です。ほかにもお椀を伏せたような円い高まりが連なり、600もの古墳が存在する新沢千塚古墳群や、街の大半の町家が大切に保存され江戸時代の面影を残す今井町など、歴史を肌で感じられる街です。市内は、ＪＲ桜井線、近鉄大阪線・橿原線・南大阪線・吉野線が走ります。中心駅はJR畝傍駅ですが、乗降客数では近鉄大阪線・橿原線の駅である大和八木駅の方が勝り、近鉄百貨店橿原店をはじめ商業施設も集まっています。大型ショッピング施設では、店舗面積約84