香芝市あれこれ

香芝市は奈良県の北西部に位置し、金剛生駒紀泉国定公園を挟み、大阪府に接しています。豊かな自然に恵まれ、かつ大阪市内へのアクセスが最短22分と近いことから、大阪都市圏のベッドタウンとして発展。市内では住宅開発が進み、2005年には人口が7万人を超え、現在は8万人弱に達しています。市内にはJR和歌山線・近鉄大阪線、近鉄南大阪線が走り、8つの駅があります。また、西名阪自動車道香芝インターチェンジなど、広域幹線道路がつながり、交通の要となっています。奈良県と大阪府にまたがる雄岳と雌岳の2峯からなる二上山は、「天の二上（あめのふたかみ）」と万葉集にも詠まれている観光スポット。どんづる峯は、千数百万年前に噴火した二上山の火砕流が水底に堆積し、地殻変動や風水による浸食作用で、遠くから見ると鶴がたむろしているように見える奇勝の姿からその名がついたそう。近くには、香芝市総合福祉センター（かしば・屯鶴峯温泉）があり、気泡風呂や露天風呂が身近に楽しめる温泉として、親しまれています。豊かな自然に恵まれていると同時に歴史的な史跡もたくさんあります。顕宗天皇陵、武烈天皇陵の2つの天皇陵や、国指定の尼寺廃寺跡、平野塚穴山古墳など飛鳥時代の史跡も。　相撲発祥の地としても知られ、日本で最初の天覧相撲は、現在の香芝市磯壁・良福寺付近で行われたとされています。大坂山口神社（穴虫）には、祭神に奉納する宮相撲の記録が残り、近年まで土俵も残っていたそう。周辺には古い力士の墓もあります。ベッドタウンとして発展してきたため、大きな事業所などは少ない街ですが、商業施設では、じゃんぼスクエア香芝とエコール・マミショッピングセンターがあります。2016年に香芝市商工会が、香芝市の地域資源の価値を高め、全国に発信する地域ブランド「KASHIBA＋」を立ち上げました。今までに、日本酒「悠久の光」（澤田酒造）や、合格祈願靴下「ダルマもりソックス」（杉山ニット工業）、大和マイタケなどが認定されています。