北区あれこれ

北区はその名の通り東京23区の北部に位置しています。環七通り（東京都道318号環状七号線）、環八通り（東京都道311号環状八号線）、明治通り、本郷通り、国道17号（中山道）という複数の幹線道路が通っており、都心へのアクセスは便利です。また、JRの駅数が23区中で最も多く、区内のほぼ全域が駅から徒歩圏内にある、暮らすのに大変便利な地域です。王子が行政の中心地で、企業のオフィスも多いエリアです。「北とぴあ」は北区の産業の発展と、区民の文化水準の向上を目的として建設されました。館内には約1300席の大ホールや中小規模のホール、音楽スタジオ、各種会議室、多目的ルームなどがあります。さらに消費生活センターなども備えた、北区の産業と文化の拠点といえる施設です。一方、赤羽には京浜東北線、埼京線、湘南新宿ライン、宇都宮線、高崎線、地下鉄南北線、埼玉高速鉄道線と、鉄道が集中しており、どこに行くにも非常に便利です。赤羽駅周辺はエキュート赤羽やイトーヨーカドーなど、大型スーパーや商業施設が多く、にぎわっています。そのほかにも、山手線沿線の田端、下町情緒あふれる十条、高級住宅地の西ヶ原など、各所に特徴のある魅力的な町があります。また、北区出身の作家・演出家であるつかこうへいが主宰する「北区つかこうへい劇団」や、作家・内田康夫の名を冠した「北区内田康夫ミステリー文学賞」などは有名です。戦前の北区はさまざまな軍事施設や軍需工場が集まった「軍都」で、かつては重化学工業を中心とする東京屈指の工業地帯として栄えていました。現在も王子製紙や国立印刷局など、紙・印刷・出版流通業関連を中心に多数の企業、工場があります。北区では、オフィスでの事務職のほか、赤羽を中心に商業施設も多いので、店舗スタッフなどのお仕事もあります。また北区では比較的高齢化が進行しており、今後は家事代行や介護関連などの求人の増加が予想されます。