「無期転換ルール」ってなあに?

2017/10/13扶養控除&パートの法律

tereapo

「5年を超えて同じ企業で働くと、契約期間を、無期に変更できる!」労働契約法の改正により、そんな労働のルールが2018年4月から本格的にスタートします。契約社員のこと? いいえ、パートやアルバイトでも適用されるルールです。ただし、このルール、働く方が自分で「申し込みをする」ことがポイント。自動的に無期契約に変更されるわけではないのです。

どのような人にこのルールが適用されるのでしょうか?

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5年を超えて同じ企業で働いた人。ただし自分で申し込みしなければなりません。

「無期転換ルール」は、半年、1年など期限の定めのある労働契約を交わしていた人が、通算5年を超えたときに、労働者の申し込みにより、適用されます。パートでもアルバイトでも適用されます。そして労働者が、無期転換の「申し込み」をしたら、会社側は断ることはできません。ただし、会社側には、「申込権」が発生したことを労働者に伝える義務がないので、対象となる人は、制度を理解し、自分に権利があるのか、自分自身で確認する必要があります。5年間のうちに、部署が変わったり、勤務地が変わったりしても、同じ企業と労働契約を結んでいれば適用されます。
★厚生労働省のサイトに、わかりやすい図式が載っています。
厚生労働省の「無期転換ポータルサイト」

いつの分から5年のカウントがされるのでしょうか?

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2013年4月1日以降の契約からカウントします

 2013年4月1日以降に開始した労働の契約から、5年がカウントされます。たとえば、2013年3月1日に1年契約をした人の場合は、2013年3月1日から2014年2月末までの期間は、5年にカウントされません。2014年3月1日に契約更新をしていれば、その日からの契約が5年に通算されます。

いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?

あくまでも有期から無期になること。正社員になるということではありません

今回の改正は、契約期間を有期から無期に転換するルールですが、無期転換後の雇用区分や雇用形態を規制するものではありません。会社によって待遇や雇用形態、呼び名が変わる場合もあるかもしれませんが、「無期契約」イコール「正社員登用」となるわけではありません。「次は契約更新されないのでは、という不安を感じないで済む」と言うのが今回の改正における労働者のメリットです。「無期契約」によって労働条件で何か変わることがあるのかどうかは、会社によって制度が異なるので、自分自身で確認しなくてはなりません。

申請はどのようにするのでしょうか?

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所定の用紙がない場合には、厚生労働省の「無期転換ポータルサイト」に用紙が

口頭での申し込みが無効と言うわけではありませんが、双方の認識に誤りがないように、書面で申し込むことをお勧めします。まずは、お勤めの会社に所定の申し込み用紙がないか確認をしてください。所定の用紙がない場合には、厚生労働省の「無期転換ポータルサイト」からダウンロードできるので、使用すると良いでしょう。契約期間が1年の場合、5回目の更新後の1年間に、契約期間が3年の場合、1回目の更新後の3年間に無期転換の申込権が発生します。

★無期転換ルールの制度概要、よくある質問や詳しい情報が載っている厚生労働省のサイトはこちら。
厚生労働省の「無期転換ポータルサイト」

申し込もうとする前に契約を切られた、そんなときは?

困った時には特別相談窓口へ

無期転換ルールを避けることを目的として、無期転換申込権が発生する前に「雇止め」をすることは、労働契約法の趣旨に照らして望ましいものではありません。労働契約法第19条により、一定の場合には雇止めが無効となる場合があります。 雇止めで困った、無期転換ルールがよくわからない場合は、近くの都道府県労働局雇用環境均等部(室)(無期転換ルール特別相談窓口)へ相談を。

わかってきたらぜひ、検定に挑戦を

さて、「無期転換ルール」について、わかってきたら、ぜひ「リビングくらしナビ」の検定にも挑戦を。全問正解者の中から、抽選で5人に2000円分の商品券がプレゼントされますよ。
働き方検定~無期転換ルール編~



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