毎月の貯蓄も思うようにできず… 4人の子どもの教育費が心配
2015/12/3八ツ井慶子の家計簿拝見

毎月の貯蓄も思うようにできず…
4人の子どもの教育費が心配
神奈川県・Aさん(32歳)【夫29歳、長女11歳、二女8歳、三女6歳、長男2歳】
今後の教育費の負担が心配です。子どもが増え、毎月の貯蓄も思うようにできなくなりました。どこを削ったらいいでしょうか。子どもたちにはやりたいことをやらせたいと考えています。
八ツ井慶子の家計簿拝見
お子さん4人とはすばらしいです。頭が下がります。教育費が心配になるのも無理はありませんね。
教育費を知るには文部科学省のデータを用いることが多いです。よくメディアで取り上げられるのは全体の平均値ですが、世帯年収別の平均データも公開されています。それをみると、年収が高くなるほど平均額も高くなる傾向が見受けられます。つまり、教育費は“かかる”、というより“かける”という要素があるのでしょう。
子供のやりたいことはやらせたいとのことですが、本来の教育は親が先に亡くなっても、子供が自立して生きていける力を身に付けることではないでしょうか。お金をかけるばかりが教育ではないと思います。優先順位をつけて考えてみてはいかがでしょうか。
学資保険の具体的な保険料は分かりませんでしたが、家計簿をみると、貯蓄を取り崩しながら支払っているかもしれません。だとすれば、貯めているようで貯まっていません。支出をみると、やはり習い事は高い印象です。夫の小遣い、通信費、水道光熱費、日用雑費あたりを優先的にムダがないか確認したいところです。
いまは末子が小さいですが、少し手が離れたら、Aさんが働きに出ることもあわせて考えてみてください。
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